2025.10.06


【インターン生紹介#3】地域おこしインターン・小田航大さん

8月から新しいインターン生が着任!

富士宮市地域おこし協力隊インターンOBの佐野です。

8月から新しい地域おこし協力隊インターン生が3名着任しました!今回は、インターン生の活動や今後の展望について紹介していきたいと思います。第3弾は同志社大学経済学部の小田航大(おだ こうだい)さんです。

小田航大(おだ こうだい)さんは、8月から富士宮市で地域おこし協力隊インターンとして活動しています。現在は、同志社大学経済学部に在籍する現役大学生です。出身は福岡県福岡市で、夏季休暇を利用し、富士宮市に長期滞在しています。

小田さんの活動は主に、「中小企業向けのDX」、「デザイン領域の活動」「教育面の支援」などを行っていくそうです!

富士宮市の魅力は、「人との繋がりの強さ」

富士宮については当初「富士宮やきそばくらいしか知らなかった」と振り返る小田さん。しかし実際に視察に訪れると、富士山などの観光資源の充実度に驚いたと振り返ります。また、朝霧高原やキャンプ場には観光客が多い一方、市街地には人の流れが少ないことに気づいたそうです。「観光資源はたくさんあるのに、効果的に発信できていない。そのギャップに大きな可能性を感じました」と話します。

また、人と人とのつながりの強さにも感銘を受けたといいます。「企業や人の輪が数珠つなぎで広がり、信頼が生まれていく。中高生の世代に尖った挑戦者も多く、これからの富士宮が面白くなると感じました」と目を輝かせます。今年オープン1周年を迎えたチリンや、市内の高校などを訪れた際、チャレンジ精神溢れる中高生と出会えたようです。

デザインの力で街を活性化

小田さんの大きな強みは、デザイン系のスキルを持っている点です。既にUnited Design Kohdaという名前で個人事業主としてデザイン制作の経験があり、インターン開始後はこれまでに市の協力隊パンフレットや企業チラシの制作を担当してきたそうです。Webデザインからコーディングまで一貫して手がけられる点が強みだと感じます。「デザインは単なる見た目ではなく、人と人、人と地域をつなぐツール。地域の声を丁寧に拾い上げながら、一緒に新しい価値をつくっていきたい」と意気込みを語ります。

インターンでは課題にも直面

中小企業向けのDX支援も展開していく予定だったそうですが、ニーズのズレを感じる場面も多いそうです。都市部ではどんどん効率化を図っていく企業が多い傾向があり、DXの需要も高い一方、地方では必要性を感じていない人も多いと話します。地域に入り込み、地域外で生活してきた視点から課題を発見・再発見するところから活動を始めることができるのも、地域おこし協力隊の魅力です。

大学がない街だからこそ、中高生のロールモデルとの出会いが重要

小田さんは、教育分野にも強い関心を寄せています。富士市の高校生とともにダンス教室を企画したり、市内の中学・高校でキャリア教育の授業を企画したりと、若者と一緒に挑戦する場をつくってきました。

「都市部ではロールモデルが身近にいますが、地方ではそれが不足している。だからこそ、地域の若者が自分の夢を見つけ、外に発信できる環境をデザインしたい」と語ります。

小田さんは既に活動を始めており、中高生が自身の人生のロールモデルを見つけることを支援するべく、学生取材班の立ち上げを行なっています。学生取材班では、自分たちの夢や目標に近しい人に記者として会いに行き、その人の経歴をインタビューすることで、自分のロールモデルを探すという活動を行うそうです。

また、前述の通り、中高生と共同でダンス教室を行うことも決まっています。このアイデアは高校生のちょっとした一言から生まれたそうで、小田さん自身も、中高生を応援し、彼らのロールモデルとなるような振る舞いや活動をしており、富士宮市の学生の探究学習を盛り上げてくれていると感じます。「若者の心のうちを叫ぼう展」という展示会も行う予定だそうです!中高生の思いを共に実現していく小田さんの活動に今後も目が離せません。

インターン終了後の活動の展望

インターン終了後の展望については、「これからも、富士宮市とは長期的に関わっていきたい。特に、教育面は長期で見なきゃいけない問題。これからも長く関係性を築いていきたい」と話してくれました。現在、富士宮市で合同会社を登記中で、今後も長期的に富士宮市との関わりを持ち、活動を行っていくそうです!

また、今回紹介した活動に加えて、現在はプロゲーマーチームの結成も行なっているそうです!面白い取り組みを多方面で展開する小田さんの今後の活動がとても楽しみです。

佐野

各インターン生の詳細は本ホームページの「メンバー紹介」のページからご確認ください!Instagram、Facebook、X(旧Twitter)などでも随時活動内容を更新しますので、そちらも併せてご覧ください🗻(佐野)